東京シティガイド検定に合格する方法
プチシューです。
みなさんは大人になってから、勉強していますか?
きっと、勉強していると考えています。仕事をやるのだって、始めは何も分からないので、学びながら覚えていきますよね。
生涯勉強ですね。プチシューは学生時代に勉強をやってこなかったので、今更後悔だったり学歴コンプレックスがあったりします。
さて、2019年度(令和元年)東京シティガイド検定を受検し、合格しましたので、勉強方法から合格、その後の活動について書きます。
公式HPはこちら
以下、公式HP引用
歴史に育まれた文化や伝統、現代の都市機能や景観、都会のライフスタイルやファッションなど、東京にはさまざまな魅力があります。
東京シティガイド検定は、海外や国内から東京を訪れる旅行者に、東京の魅力をご紹介していただくために必要な知識の理解度を測る検定で、ご当地検定の先駆けとして平成15年から実施しています。
まぁ、その名のとおり、東京都のことについての知識に関する検定です。その範囲はかなり幅広く、歴史から現代の観光スポットまで多岐にわたります。
タクシードライバーや観光業に勤める方はもちろん、東京都生まれの方、東京都が大好きな方は勉強して損はないと考えます。
検定の合格率は
年にもよりますが、おおむね80%です。かなり合格率の高い検定です。2019年度が81%(約1000人受けて800人合格)でした。年齢層は、試験会場の印象ですがわりと高い印象でした。だからこそ、結構勉強して試験に臨んでくるのかもしれません。
とはいえ、落ちる方がいるのも事実です。合格者の受験番号は公式HPで確認することができますが、意外と番号が飛び飛びになっています。
合格点は
100点中、70点を取れば合格です。
1問あたり 2点 × 50問 = 合計100点 になります。
15問までは間違えることができるわけです。
ちなみに、プチシューはわりとぎりぎりの78点で合格になりましたが、この年の平均点は78.1点。つまり、平均点に届いていないのですが、なんとか合格でした。
問題の形式は
〇マルバツ問題
〇4択問題
のいずれかになります。
最初の4題が写真による出題、それ以降はマルバツと4択がだいたい交互に出てきます。
特に記述問題があるわけでもないので、そのあたりも合格率の高い要因になっているのだと考えています。
勉強方法は
3つあります。
①テキストを覚える
②過去問を解く
③過去問以外の問題を解きまくる
①テキストを覚える
この検定を受けるにあたり、必ず手に入れるものがあります。
それが、
公式テキスト「江戸東京まち歩きブック」 2300円(税別)
です。
この検定を受ける以上、このテキストは避けて通ることができません。っていうか、このテキストを隅々まで暗記することができれば、間違いなく合格します。
それぐらい重要なテキストなのです。
プチシューが持っているのは、
2017年3月31日 第1番第1刷発行
2019年7月10日 第1番第6刷発行
になります。
必ず最新版を手に入れましょう。
このテキストは第6章からなり、目次を含めて全193ページにもなります。
サイズはB5版になるので、電車で読んだりするのにはちょっと不便です。
とにかくこのテキストを読み込みましょう。
しかしこのテキスト・・・
結構、眠たくなる内容です(汗)
なんか、本当に勉強って感じなんですよ。歴史や地理の。
もちろん面白くて興味が湧いてくるところもあるんですけどね。
テキストを読むのは、正直わりと辛かったです。
プチシューはなんとか1回、ひととおり読みましたが、これを2回、できれば3回読み込めば、かなり合格に近づくはずです。
②過去問を解く
公式テキストと同じページの下部より、過去4回分の試験問題が購入できます。
1,430円(税込)
これは実際の検定で使われていると思われるものに、後ろの方に解答が綴じてあるものが届きます。
これをひたすら解き、間違えないようにします。
これだけで、50問 × 4回分 = 200問 を覚えることができるのです。
ただ、残念ながら過去問から出題されるものはそうそうありません。3問ぐらいあったような。とにかく幅広いので。
でも、関連するところから出題されることもあるので、勉強していて損はしません。
テキストをひたすら覚えるということができる人はいいです。
プチシューみたいにとにかく問題解きまくりたいって場合には、ぜひ過去問を入手して解けるようになってください。
なお、後ろの方についている解答には、正答番号のみしか記載されておらず、具体的な説明書きは一切ありません。
マルバツ問題の答えがバツの場合、右側に本当の答えがあるぐらいです。
なので、その問題にたいして、どこがどう違うのかとか、他のキーワードについてもある程度説明できるようになれば、かなり知識が身につくでしょう。
③過去問以外の問題を解きまくる
過去問だけだと、やはり限界があります。というか、不安になります。本当にこれだけでいいのだろうか、と。
そこで、別の問題を解きます。多少問題が重複してしまうこともありますが、沢山の問題を解くことができます。
その方法は2つ。
まず、
公式HPのチャレンジ問題
を活用する方法です。
全100問から10題がランダムに表示されます。解説もありますので、隙間時間に勉強になります。
公式テキストを読みつかれた時、お昼の休憩中など、ちょっとした時間におすすめです。
次に、
旧 東京シティガイド検定公式テキスト 新・大江戸東京の歩き方
を活用する方法です。
このテキストは以前の公式テキストでしたが、今は使われていません。検索すると分かりますが、調達も新品がないなどなかなか困難です。
テキスト自体は内容も古いのであまり使わない方がいいかもしれませんが、項目ごとに問題が載っています。
その数、10題 × 24ページ = 240題
過去問題やHPのチャレンジ問題と重複するところもありますが、これだけの問題を覚えるのは、試験をする上でかなり心強いはずです。
なお、公式テキストに載っていない問題も数問出ます。
日々いかに、時事に興味を持ったり、世間で何が起きているか、流行っているかの動向を気にしている方であれば、解けると考えています。
さらに合格率を上げる方法
試験の約1ヶ月前に2回(両方同じ内容です)、試験対策セミナーが実施されます。
下の方に、次の一文があります。
テキスト作成に携わった講師陣が、講義を行います。
これつまり、出題範囲を教えてくれるのではないでしょうか。なんなら問題まで教えてくれるかもしれません。
いずれにせよ、勉強の範囲をかなり絞りこめるはずです。試験を作った人がわざわざ講義をしてくれるのですから。
しかしこのセミナー、結構な料金です。
16,300円(税込)です。
時間も9時半~16時半程度と丸一日です。
お金と時間をかけて、う~ん。すでにテキスト代も試験代もかかっているしなぁ。
と、プチシューは考えて、さすがにその浪費はできないと、自分で勉強する道を選択しました。
でも、どうしても受かりたい!自分だけだとどうも自信がない!という場合には、セミナーに申し込んでもよいと考えます。
もし仮に試験がうまくいかなかった場合、次に受けられるのは一年後ですからね・・・道のりは遠いですよ。
試験の結果は
12月初旬に試験を受けて、1月中旬頃にHPに合格者の番号が掲載されます。
この間、特に解答などは出ません。だから、自分が何点取ったのかを調べるには、自分でテキストやらインターネットやらを使って自己採点するしかありません。
プチシューは気になってしまったので、試験当日に家で調べて自己採点をしました。自己採点と実際の得点はまったく一緒でした。
余談ですが、こういうマークシート方式の試験の場合、プチシューは問題に答えを書き込み、最後にマークシートにまとめて記入しています。その方が自己採点もできますので。きっと多数の方がそうしているとは思うのですが。
HPに合格者の番号が掲載されてから数日後、郵便で試験結果、合格証(カード)、NPO法人東京シティガイドクラブ入会のご案内が届きます。
合格後は
NPO法人東京シティガイドクラブ入会申込書により、申し込みを行うことができます。
このクラブでは、23種類の研修グループ(例えば英語、グルメ、のりもの観光など)があり、それぞれ月1回ペースで研修活動を実施しているそうです。入会後に、いずれかの希望するグループへ所属することができます。
このほかにも、だいたい月に一度程度、専門家による講演が開催されます。
このクラブですが、
入会金2,000円
年会費5,000円
かかります。クラブ入会後、振込用紙が送られてくるのでそれにより支払います。手数料かかります。
ボランティア団体で運営しているので、何かとお金がかかるのでしょう。
この費用を高いと考えるか安いと考えるかは、人それぞれです。研修活動や講演会にある程度出席することができるのであれば、かなり安いのではないかと考えます。
ただ、入会は決して強制ではありませんので、試験合格のみで満足であれば、それもひとつの選択肢であると考えます。
まとめ
以上、東京シティガイド検定に合格する方法から、試験合格後の流れ、活動までを書きました。
自分の住んでいるまちを学び、周りの人に伝えていくことって、とても素敵ですよね。
ぜひ興味を持ち、勉強して、堂々と案内できるような素敵な人になってもらえたら、そんなに嬉しいことはありません。これは、東京に限らずですね、自分の生まれたところ、住んでいるところ、縁やゆかりがあるところに、少しでも興味を持ってみませんか。